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進化から理学療法を考える 姿勢発達研究会のブログ

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なぜ回旋を伴う? 脊柱の3次元構造からカップリングモーションを考える その2

前回、脊柱は純粋な側屈をすると脊髄損傷になってしまう、ということを書きました。今回は、ではどのようにしてヒトは側屈を行っているのかを書きます。 前回の記事 sinka-body.hatenablog.com 目次 カップリングモーションの原理 全ての基本:軸をずらす運…

脊柱が純粋な側屈をしない理由:脊柱の3次元構造からカップリングモーションを解析する その1

体幹の純粋な側屈は存在せず、側屈には必ず回旋が伴うという「カップリングモーション」という現象が知られています。今回3DCGで脊柱のモデルを作って解析してみたところ、非常にシンプルに体幹の可動性が説明できました。 腰椎のみ反対側回旋の理由やS字カ…

手足のリハビリには体幹なんて関係ない?という誤解の原因を考えてみた

上下肢が数十センチから1メートル近く動くのに対し、体幹はせいぜい数ミリから数センチしか動きません。そのため、極端に姿勢が崩れていなければ体幹へのアプローチは後回しになりがちです。 肩が上がらないから洗濯物が干せない、膝が曲がらないから正座で…

ストレッチvsカウンターストレイン どちらが正しい? 筋緊張の落とし方の基本

過緊張の筋を正常にする方法は、おおまかに2つに分類できます。 1 起始と停止を遠ざける(伸張) いわゆるストレッチ 2 起始と停止を近づける(短縮) カウンターストレインなど ストレッチvsカウンターストレイン 効果をめぐる戦い 両者は一見、真逆のよ…

体幹と重力の関係から円背の治し方を考える

側湾や円背、姿勢の崩れ、座位バランスの不安定、などの体幹の崩れは無理に徒手矯正しても効果はありません。それだけでなく、体幹のバランスが悪い方は廃用や骨粗鬆症などの可能性が高く、無理な他動運動によって骨折や痛みなどのリスクが伴います。 ですの…

S字?反り腰?いやいや、平背がいい??進化から考える脊柱のS字カーブの『正解』

正しい立位を理解することはリハビリの基本といえます。姿勢矯正だけでなく呼吸理学療法や歩行にも大きく関係する部分です。 ↓どの姿勢が『正しい立位』でしょう? おそらく、体に関する知識が豊富なはずの理学療法士でも、上記三つのうちのどの姿勢が正しい…

体幹の運動の重要性とKT(Kinetic─Chain)の考え方

運動連鎖、キネティックチェーン(KT)を意識した理学療法、などというとなにやらハードルが高そうですが、基本の考え方はとてもシンプルです。 キネティックチェーンの基本 キネティックチェーン(KT)とは、ある部分の動きがほかの部分にも影響する、という…

歩行分析における、体幹・脊柱の考え方 関節学編

今回は長くなったので目次をつくってみました。 おさらい 球・臼関節の特性について 本題 平面関節の特性について 脊柱の屈伸や側屈の特性 脊椎が回旋で屈伸や側屈を行うメリット 終わりに 「おさらい」部分を知っている人は「本題 平面関節の特性について」…

歩行における体幹の重要性と、体幹の評価法を考える

体幹の評価が苦手、正直体幹の役割がよく分からない、というPTさんのために、いかに体幹が重要か解説してみました。 体幹が動かなければ股関節も膝も動かない 理由はいろいろと説明できるのですが、まずは単純明快な図形的な説明をしてみます。 たとえば160…

僧帽筋の上部と中・下部の性質の違いについて

僧帽筋はひとまとまりの筋肉のように見えますが実際には上部繊維と中・下部繊維では走行も作用も違います。 画像はWikipediaより引用 中下部繊維の起始は第七~第十二胸椎なので、脊柱から肩甲骨に向かって素直に横方向に伸びています。 それに対して、上部…

進化から考える体幹の理学療法

リハビリでは上下肢に比べてついつい後回しにされがちな体幹ですが、生物学的に考えると脊椎生物は体幹を中心に動いています。 今回はそのことを進化という目線から考えたいと思います。 脊椎動物の祖先であるナメクジウオが生まれたのが5億年前なのに比べ、…