進化から理学療法を考える 姿勢発達研究会のブログ

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肩関節を構成する、忘れてはいけない要素

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おさらい

 肩関節=肩甲上腕関節+肩甲胸郭関節

 理学療法士であれば肩関節が上腕骨+肩甲骨という二つの骨から構成されていることはすでにご存知だと思います。

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 肩の動きを考えるときに肩甲骨がどのように動くかは必ず考える必要があります。

 

忘れてはいけないもう一つの要素

案外PTさんが見落としがちなのが、鎖骨 です。

 

 生物の進化を見ていくと本来

肩甲骨と鎖骨はあわせて一つ

 

 

です。

寛骨=腸骨+恥骨+坐骨で構成されるように、

 肩甲骨+烏口骨+鎖骨 でひとまとまりとして作用しています。

 

つまり、肩甲骨の動きを考えるには鎖骨の動きを考えないといけません。

というより、鎖骨が動かないと肩甲骨が動かないのです。

 

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肩鎖関節にはほとんど可動性がありません。回旋はしますが、屈曲などはしないので角度は変わりません。

そして体幹と肩関節を結ぶ唯一の関節が胸鎖関節です。

 

ですので、肩甲骨の動きについて考えるためには胸鎖関節について考える必要があります。

 

そして胸鎖関節を中心に肩甲骨が動いていると考えると肩の可動性について非常にシステマチックに説明できるようになります。

 

 

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