進化から理学療法を考える 姿勢発達研究会のブログ

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肩甲面挙上を理解する重要性

 

肩甲骨面挙上(scapular plane)とは、ざっくり簡単に定義すると『肩甲上腕関節に負荷をかけずに上腕を挙上する方法』です。

以前、肩関上腕関節の自由度は低いという記事を書きましたが、肩甲骨面挙上は自由度の低い肩関上腕関節にとって、ほとんど唯一可能な動きです。

 

参考記事 

 

 

つまり肩甲骨面挙上以外の動きをしてしまうと即肩の痛みや損傷につながりますから、非常に大切な動きです。

整形、中枢問わず肩の可動域制限や痛みを訴える患者様のほとんど全員が肩甲骨面挙上ができず常に肩関節に負荷のかかる動きをしていますので、まずは一番安全で合理的な動きを再学習させる必要があります。

そのためにはまずそれを指導する理学療法士自身が肩甲骨面挙上をしっかり理解し、まずは自分の体で再現できるようにならなければいけません。

 肩甲骨面挙上の動きをイメージする

これは以前「肩の間違った動き」と書いた動画です。

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上腕骨のみが動き、肩甲骨や鎖骨は動いていません。肩甲上腕リズムをご存知の理学療法士ならこの動きはありえないと思うかもしれません。

でも、肩のインピジメントを起こさないよう角度を調整しながら動かせばこのような上腕骨だけでの運動が可能です。この動きが、肩甲骨面挙上の本質です。

 

では、実際にやってみてください。

肩甲骨や鎖骨の動きを伴わずに上腕骨のみを挙上ことができたでしょうか?

肩関節は非常に自由度が低くおかしな動きをするとすぐにクリック音や痛みが出ます。ばきばき、ごりごりいわず痛みもなくなめらか、かつ肩甲骨は動かさないように上腕骨を動かせるように練習してください。

 

凍結肩でも野球肩でも腱断裂でもマンウェルニッケでも鎖骨の脱臼などでも、肩の理学療法の基本はまず肩甲骨面挙上です。これができたら次に肩甲骨と鎖骨の動きを出せば肩の関節可動域や痛みの問題は解決しますので、まずは自分の体で実感して見てください。

 

 

 

 

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 講習会では肩甲骨面挙上もしっかり実習します。

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