進化から理学療法を考える 姿勢発達研究会のブログ

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中枢性の麻痺を理解するためのワーク

3Dリハビリテーションの最新情報をお届けします

今回は少し目先を変えて中枢系の話です。 

 

CVAに代表される中枢神経を損傷が起こると共同運動パターンという少し不思議な麻痺が起こることは既によくご存知だと思います。

 

ですが、それが「どのような感じ」なのかは理解が難しいのではないでしょうか?

 

末梢神経の麻痺ならば正座した後の足の痺れや土曜の夜の麻痺など日常でも多少は経験できますが、中枢神経の麻痺はなかなか体感することはできません。足が痺れると動かせないというのは体感できても、中枢を損傷するとどうして尖足になるのか、どうしてマンウェルニッケ肢位をとるのかは理論でしか理解できないのではないでしょうか。

 

理学療法士自身が『体感』することの大切さ

 

学校では最低限の知識を覚えることが優先ですので「麻痺や怪我が実際にどんな感じか」を体感することは殆ど全く重視されていません。もちろん頭で覚えた知識も大切ですが、次のステップに進むためには自分の体で怪我や痛みを経験し自分自身に治療していくことが大きな力になります。

 

自宅で出来る、中枢性の麻痺を理解する第一歩

 

私の講習会では実習を通じて中枢性の麻痺と麻痺からの回復を理解できるようにしていますが、さしあたって自宅で簡単に出来る方法を紹介します。

健常者でも完全に分離運動ができているわけではありませんので、共同運動パターンが確認しやすい場所をみつけてそこに理学療法を行ってみることで脳卒中の方の感覚を疑似体験することができます。

 

 

共同運動を体感する方法 入門編

 

足指の分離を行ってみる

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ほとんどの方は足指の分離ができていません。(私もできません)

足でグーとパーができる人すらあまりいないのではないでしょうか。

ですが基本は手も足も同じなので、まずは自分のリハビリ技術を駆使して自分自身の足指の分離を行ってみてください。

やってみるとわかりますが、麻痺している箇所を動かすのは非常に疲れます。そして分離を促すには明確な方法論があるのでむやみやたらに「がんばって動かして!」という働きかけの無意味さもよく分かります。

固まった関節をぐいぐいとひっぱるだけでは全然意味が無い、という理学療法の大前提も実感できます。

また、普段PTは他人にリハビリを行ってばかりなので、自分の治療技術や知識が本当に効果的か?を実感できるよい経験でもあります。

 

 

脳卒中への様々な理学療法を総合的に理解するために

 

ミラーセラピーやバランス訓練、ボバース法や上田法など、脳卒中へのリハビリはたくさんの人が提唱しています。

それぞれに深い理論に裏打ちされたすばらしい方法なのですが、それぞれの理論の関連についてはまだまだ曖昧で、せっかくの知識と技術が孤立してしまい応用できないのが今後の課題ではないかと私は考えています。

それぞれの理論に共通する基本部分を覚えることでこれまで学んできた様々な技術が応用できるようになり治療効果がぐっとあがるので、まず入門として、自分の体で自分の治療技術を体感してみてほしいと思いました。

 

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