前回の記事では、股関節の頚体角や前捩角と股関節の可動域には密接な関係があると書きました。
今回はその理屈を少し解説します。
理学療法士には馴染みのない方法なので難しく感じるかもしれませんがものすごく大切な所なのでよく考えてみてください。
まず、3DCADソフトで股関節のモデルを作りました。
わかりやすいように、骨幹と球だけのシンプルなものです。
このモデルを頚体角135度になるよう球の位置を変えます。
次に前捻角30度を加えます。上から見た図です。
膝の外転15度も加えました。
さらに骨盤と球の角度を加えます。これは個人差が大きい部分ですがとりあえず45度にしておきました。上から見た図です。
このようにすることで、体幹に対して骨頭と骨幹がどのようにねじれているか、それに伴って股関節がどのように動くかが導き出されます。
このあたりの立体構造をブログという文章で説明するのはなかなか難しいですね(汗)
次回は今回出来上がった股関節のモデルを使って実際の動きを解説していきたいと思います。
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