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進化から理学療法を考える 姿勢発達研究会のブログ

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膝の変形を股関節から治す考え方

O脚やX脚、外反変形や伸展制限、膝折れなど、膝の様々な変形は膝単体をいくら治しても根本的には解決しないため、個別の部位より全体のアライメントを見るのが大切なのですが、そうはいってもどのように全体を評価すればいいのか具体的な方法が分からず難しく感じてしまうのではないでしょうか。

 

まずは膝外反=股関節の内外旋 という考え方を身につけると下肢全体の評価法が分かります。

平面的な捉え方

下腿の外反やO脚などのアライメント異常=変形 という考え方は人体を平面で捉える考え方です。

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この考え方をすると、変形した部位をまっすぐにすれば治るような気がしてしまいますが、関節モビライゼーションなどを使って変形部位のみをまっすぐにしてもあまり効果が出ないのはなぜでしょう。(注・変形部位のみに関節モビライゼーションをしても効果がないことは多いですが、全身を評価して原因をつきとめれば関節モビライゼーションはとても効果的です。)

立体的な捉え方

ヒトの動きを立体的に捉えたとき、『屈曲』と『外転(外反)』は同じものになります。そう考えると膝の外反変形は屈曲拘縮と同じものということが分かります。

 

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 外反変形、というのは実は存在せず、膝屈曲と股関節外反が合わさって見かけ上の変形が起こります。

 

 

 

算数のような式にすると

下腿外転(外反)=膝の屈曲+股関節外旋

です。

膝関節だけに注目すれば屈曲しているだけなのですが、見える角度によって膝屈曲にみえたり下腿外反に見えたり内反に見えたりします。

 

もちろん、長期間負荷のかかる動きをすることにより関節破壊が起こるので長期的には平面的な外反変形も起こってきます。ですがその場合も外反変形に注目するのではなく本来の原因である膝屈曲と股関節回旋にアプローチしていくと改善が見込めます。

 

今回は膝を例に挙げましたが、アライメントを理解する上で、見る角度によって180度違う症状に見えてしまうという考え方はとても大切です。

はさみ足と外転歩行、膝折れと伸展制限、結帯結髪動作など様々なことに応用できる基本の考え方です。

 

 

 

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