進化から理学療法を考える 姿勢発達研究会のブログ

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仙腸関節が歩行に及ぼす影響と治療法のボディワーク

3Dリハビリテーションの最新情報をお届けします

常歩行の大半は仙腸関節の可動域制限がみられます。

仙腸関節に注目し、

  • どうして仙腸関節に制限が出るのか?
  • 制限によってどのような歩行パターンになっているか?

と考えることで様々な異常歩行を分類し本当の原因を突き止めるための動作分析の考え方を身につけることができます。

 

 

仙腸関節が歩行に及ぼす影響

仙腸関節の可動性は歩行動作に大きく影響を及ぼします。

仙腸関節が動かないとどのような歩行になってしまうかをしっかり把握することが仙腸関節リハビリの第一歩です。

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仙腸関節は、健康な状態であればほとんど意識することのない部位ですが、何らかの理由で可動域制限が生じてしまうと歩行に大きな影響を与え、また、適切な治療をせず放置すると膝や腰など他の部位にも影響が出てしまうこともあります。

 

深部感覚で捕らえる可動性

仙腸関節は運動が目立ちにくい関節です。患者さんの仙腸関節を評価することはあっても、PTやOTなど、セラピストの自分自身の体仙腸関節がどのように動いているかを深部感覚として意識することは少ないのではないでしょうか。

 

ですが、自分で理解できていないことは他人に伝えることもできません。

 

我々治療家は「わるい部分をどのように治すか?」というスタート地点に注目するあまり「なにが正常か?」というゴールを見失ってしまいがちです。

重力下においてヒトという形が移動するためにはどのような運動が合理的か、ベクトルと剛体力学から「正常歩行」をきちんと考えると目指すべきゴールが見えてきます。

 

 

理論の前に、感覚的に理解する、体感して治療に活かすためのボディワーク講座、次回2018年1月のテーマは歩行と仙腸関節にしました。

様々なワークを通じて合理的な歩行と骨盤や仙腸関節運動について考えます。その場で参加者の体をどんどん変化させていく講座です。普段なにげなく行っている自分の歩行を分析・変化させよりよい歩行を習得することで、患者さんへの治療や評価が変わります。

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