進化から理学療法を考える 姿勢発達研究会のブログ

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2015-08-10から1日間の記事一覧

肩関節の自由度が(高いではなく)『低い』理由

肩甲上腕関節は可動域は広いですが自由度は非常に低く、ほとんど一種類の動きしかできません。 その理由を骨の強度と形状から古典物理的に考えていきたいと思います。 まず、骨はカルシウムでできています。カルシウムは鉄などと比べもろいので、体重を支え…

肩甲面挙上を理解する重要性

肩甲骨面挙上(scapular plane)とは、ざっくり簡単に定義すると『肩甲上腕関節に負荷をかけずに上腕を挙上する方法』です。 以前、肩関上腕関節の自由度は低いという記事を書きましたが、肩甲骨面挙上は自由度の低い肩関上腕関節にとって、ほとんど唯一可能…

僧帽筋の上部と中・下部の性質の違いについて

僧帽筋はひとまとまりの筋肉のように見えますが実際には上部繊維と中・下部繊維では走行も作用も違います。 画像はWikipediaより引用 中下部繊維の起始は第七~第十二胸椎なので、脊柱から肩甲骨に向かって素直に横方向に伸びています。 それに対して、上部…

進化から考える体幹の理学療法

リハビリでは上下肢に比べてついつい後回しにされがちな体幹ですが、生物学的に考えると脊椎生物は体幹を中心に動いています。 今回はそのことを進化という目線から考えたいと思います。 脊椎動物の祖先であるナメクジウオが生まれたのが5億年前なのに比べ、…

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