他の人を治しているのに、セラピスト自身の不調を放置してしまっていませんか?
2回目開催決定しました。テーマは仙腸関節と歩行です。
「でも、自分の体調は治療に関係ないでしょう?」
熱心なセラピストほど、より多くの人を治したい、よりよい手技を身につけたいと思うあまり自分の体を軽視してしまう『医者の不養生』現象に陥ってしまいます。ですが、自分が知らないことを他人に伝えることはできません。
セラピスト自身の腰痛、肩コリ、疲労などを軽く考えていると、自分が体調不良になるばかりか治療手技のパフォーマンスも落ちてしまうことをご存知ですか?
これは全てのリハビリ手技が『ヒトの共通構造の原理』を利用していることが理由です。
同じ種の生物は個体差はあれど基本的な構造は共通です。そのため、各関節を動かした際のベクトルも重なります。それを利用して自分の身体を動かすことで相手の身体を動かすことが全てのリハビリ手技の基本になります。
自分の身体パフォーマンス=治療技術
つまり、自分自身の体を向上させることが治療技術向上のために必須の基礎体力作りとなります。
とはいえ、自分自身の身体を向上させるというのは、スポーツ選手のようなすごいことができるようになることではありません。関節構造とキネティックチェーンを自分自身の身体で理解し、何が合理的な運動なのかを導き出せるようになることがリハビリにおいての身体機能向上です。
運動が苦手でも、怪我や病気があっても、変形や麻痺があっても身体を向上させることが可能です。
ボディワークセミナー 内容
上肢の3D複合運動
リハビリ手技のほとんどはセラピストの手で患者様に触ることで行います。そのため、上肢の使い方を理解することが重要です。
ROMでは計れない複合運動の見方
ほとんどのセラピストは肩や手が問題なく動くと思います。そのため、セラピスト自身の上肢の動かし方に注目する機会は少ないかもしれません。
可動域では問題なくても各関節と複合運動、ベクトルを解析してゆくと知らず知らずのうちに不合理で効果の出にくい運動パターンになっていることが患者様の拘縮や緊張につながり治療を阻害します。また負担のかかるパターンで毎日多くの患者様を治療しているとセラピスト自身の肩や腕の故障につながります。
鎖骨・第一肋骨・呼吸と連動させた上肢の使い方
呼吸時の僅かな肋骨運動を増幅させ手に伝えることで格段に繊細なタッチでハンドリングを行う方法です。
さまざまな手技を学び研鑽しても、なかなか腑に落ちない、納得いく結果に近づけないという場合には、運動学的な知見から「ハンドリングとは何か?」「ハンドリングでなにが起こっているのか?」を考えなおす必要があります。
複合運動を出す手技とセルフケア
他の人を治療する手技だけでなく、自分自身の身体を向上させるための評価とセルフケアについて行います。
他、一瞬で筋力を向上させる3Dセッティング、触っているだけで相手の体が緩む身体コミュニケーションの歯車理論、などを行います。
今回は物理とベクトル、3Dデータから導き出された研究に基づいたセミナーです。気功など目に見えないものは扱いません。
まず検証可能な理論のため、「やさしく触る」「のびあがるように」「気を通す」などの目に見えない感覚的な言葉が苦手な方でも理解できます。
開催情報
対象:PTOTST・その他医療従事者・学生・鍼灸師・マッサージ師・ボディワーカーなど
日時 1月20日(土)10時から16時
場所 岩槻東口コミュニティセンター(予定)
岩槻駅東口コミュニティセンター/公益財団法人さいたま市文化振興事業団
※人数によって場所が変わることがあります。事前にお送りするメールをご確認ください。
受講料 12000円
お支払い方法・お申し込みから2週間以内にカードまたは銀行振り込みをお願いします。
キャンセルポリシー・少人数制のため、お申し込み後のキャンセルは受け付けておりません。ご了承ください。
定員 5名程度
申し込み
お申し込みは以下のリンクから行えます。
http://sinka-body.net/kousyuu.html
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