下肢
足首は立体的で複雑な関節のため、従来の紙の教科書での解説はとても難解になってしまっています。ですが立体をCGや動画で確認すれば実はシンプルな運動をしています。これらを理解することで歩行能力向上や尖足予防などを効果的に行うことができるようにな…
今回は主に足部の底背屈と距腿関節についてシュミレーションしました。 関節の形状や運動軸は勉強しても、運動時にリアルタイムで各関節の状態を分析するのはまだ技術的に難しいため学校でもほとんど教えてもらえません。結果として関節を痛めるROMや運動療…
今回は運動学や解剖学が苦手、教科書を読んでもイメージができないというセラピストのための懇切丁寧な解説です。運動学も解剖学も、文字ばかりの教科書だと難解に感じますが、動画と3Dで見れば直感的に理解できます。 もくじ 足首のROMは危険! 足部の骨 距…
股関節は自由度の高い関節と思ってしまっていませんか? 実は股関節は人体で2番目に自由度の低い関節です。 3DキネシオロジーではCGやCAD、物理演算エンジンといった工学シュミレーションソフトで3Dアトラスを解析し、股関節本来の運動方向を導き出ました。 …
今回は歩行と股関節についての3D分析です。 歩行時に股関節だけでなく骨盤運動が起こるため、骨盤や体幹リハビリが重要、ということは教科書にもよく書いてあります。ですが、骨盤運動がどのように下肢に影響を及ぼしているかまで踏み込んでいる教科書は、ほ…
股関節は自由度の高い関節と思ってしまっていませんか? 実は股関節は人体で2番目に自由度の低い関節です。 3DキネシオロジーではCGやCAD、物理演算エンジンといった工学シュミレーションソフトで3Dアトラスを解析し、股関節本来の運動方向を導き出ました。 …
ベットで過ごす時間の多い方の場合、下肢の拘縮も強くなりがちです。 膝や足部に拘縮が起きてしまうと動作がますます困難になってしまうため、可能な限り関節をよい状態に維持したいのですが、長期臥床の方の場合は麻痺があったり体力が落ちていたりと様々な…
大腿骨の内側踝は外側踝より大きく、よって下腿は生理的外反する、というのは教科書に書いてありますが、場所によっては下腿が内反することまで言及されている教科書はあまりありません。 下腿の外反外旋だけでなく、内反についてきちんと理解することで正し…
膝の痛み・拘縮・変形を治すのは難しい、と思い込んでいませんか? 膝の痛み・変形の理由は膝ではない 膝の痛みや変形は、膝だけ診ていても治らないというのは臨床でよく経験されることと思います。 従来運動学では、膝の立体構造を見落としてきたため、膝を…
拘縮というと、固まってしまった軟部組織をゆっくり伸張して時間をかけないと改善しないと思う方もいるかもしれません。ですが、正しいROMを行えば拘縮はすぐに治ります。 前回、股関節は本当は70度までしか屈曲しないという研究を紹介しました。 sinka-body…
『脳卒中理学療法の理論と技術』など様々な著作を書かれている吉尾雅春先生の研究によると、股関節の屈曲角度は70度だそうです。吉尾先生は実際のご遺体で股関節を屈曲させた場合、屈曲70度前後で大腿骨と骨盤がぶつかってしまいそれ以上屈曲しないという研…
講習会申し込みページ 進化・工学から3D的に紐解く中枢疾患と体幹 in横浜 CVAを中心に、一歩先に進むための実践的リハビリ技法 「中枢系は難しい」 「どんな勉強しても、脳卒中やパーキンソン等に対するリハビリに自信が持てない」 そんなことを感じたことは…
歩行分析で最も注目するべき相 例えば、この画像のような姿勢の場合、歩行分析で最も注目するべき部位はどこでしょう?体幹?右股関節?左股関節?それとも膝や足部でしょうか? この中で一番重要なのは立脚側、というのはなんとなくイメージがつくかと思い…
変形性股関節症など、股関節の変形や痛みは歩行をはじめとする日常生活に大きな影響を及ぼします。 今回は股関節の治療を知るための大前提を書いていきます。 臼関節の特性 自由度が低い。 膝や肘に比べて股関節や肩関節は多様な動きしますので誤解しやすい…
前回の記事では、股関節の頚体角や前捩角と股関節の可動域には密接な関係があると書きました。 <a href="http://sinka-body.hatenablog.com/entry/2015/09/03/105327" data-mce-href="http://sinka-body.hatenablog.com/entry/2015/09/03/105327">PTならば、『なぜ頚体角が145度なのか』明確な理由が答えられなければいけません。 - 進化から理学療法を考える 姿勢発達研究会のブログ</a>sinka-body.hatenablog.c…
大腿骨の頚体角は145度と言われています。これが大きすぎても小さすぎても変形性股関節症になり痛みや可動域制限が出ることは理学療法士さんならよくご存知だと思います。 でも、なぜ頚体角は145度でなければいけないのでしょうか? 股関節頚体角が145度の理…