進化から理学療法を考える 姿勢発達研究会のブログ

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本の下書き・回旋セミナーの部分

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ヒト運動の要「回旋」を使いこなす

ヒトの運動と固定は靱帯や筋ではなく「回旋」によってコントロールされています。

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では可動域制限や筋力低下のある人は回旋を促すリハビリを行えばよいのでしょうか?

ぜひ試してみてください。おそらく全く効果がないはずです。なぜでしょうか。

 

これは「回旋を促す」という行為が努力性運動を誘発するためです。

ヒト運動は回旋のみ中枢でコントロールされ、あとは構造力学作用によって自動で発生します。

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でも普段、回旋で運動をコントロールしている自覚は全くありません。

これは回旋が無意識にコントロールされているからです。

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回旋運動を出そうと意図すればするほど、意識的な運動が発生してしまいます。

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セラピストやご本人が正しい動きを意識すればするほどに全く違う動きを誤学習し、ヒト固有の身体機能が失われてゆきます。

 

足を曲げるために足を曲げる努力をしてはいけない

歩くために歩く練習をしてはいけない…

では一体何をやればいいのでしょうか?

 

 

回旋システムの阻害要因

なぜ回旋システムがうまく作動しないかの原因をつきとめて、そこに介入することで運動障害が改善してきます。

 

筋位置関係(仮)

回旋運動システムは筋がスパイラルに位置していることで発生します。

 

筋のスパイラルがほどけてストレートになってしまうと回旋運動システムが発生せず、不合理で怪我の多いロボティクスモデルに移行します。これが運動障害の正体です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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