進化から理学療法を考える 姿勢発達研究会のブログ

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進化するリハビリ技法連続講座

 姿勢発達研究会ではこれまで1回完結のセミナーを開催してきましたが、時間が短すぎる、体系的に学びたい、という声にお応えして、手厚いフォローアップつきの連続講座を開催します。

 

連続講座は「定額使い放題制」です。

連続講座開催中は基礎セミナーはもちろん、各種勉強会にすべて無料でご参加いただけます。

 

講座内容

受講生の方はこれらすべての講座に無料で参加可能です。

  • 3Dリハビリテーション基礎セミナー(月1×12回)
  • おさらいナイトセミナー(月1×12回)
  • 勉強会(月数回)
  • ボディワーク(月1回以上)

 

3Dリハビリテーション基礎セミナー 全12回

当ブログに掲載した内容、これまでのセミナーの内容など、すべての内容を体系化し系統だてて学びます。講師が一方的に講義するという一般的なセミナースタイルとは一線を画する、受講生の疑問を積極的にとりあげる参加型スタイルで、マニュアルではない臨床で使える知識をみにつけます。

基礎セミナーの内容(一部抜粋)

肩関節は最も自由度の低い関節、股関節は屈曲しない、中枢疾患は大脳の(減退ではなく)亢進、など、従来の2D的理解をくつがえし3Dで体を捉えなおすことでこれまで学んできたことを再編集し『エビデンスと効果のある』リハビリを行えるようになります。

 

おさらいナイトセミナー 全12回

基礎セミナーで学んだ理論を実践に落とし込むための実技を行います。

受講生同士で症例報告し検討しあうことで学んだ知識を実践で使える知識に変えていきます。

 

勉強会 月1,2回

おさらいナイトセミナーに参加できなかった方など向けの不定期勉強会です。

こちらでは当講習会の内容に限らず、すべての手技や技術について検討し再編集する企画も考えています。

 

ボディワーク 月1回以上

姿勢発達研究会主催のボディワークに無制限で無料参加できます。

また、セラピスト専用のボディワークも月1回開催します。

セラピスト自身の体や感覚を磨くことが理論の理解を深め、治療技術の向上につながります。

 

番外編

POSのための独立開業セミナー

診療報酬改定、高度プロフェッショナル法など、医療とリハビリをめぐる状況は年々厳しくなってきています。一方で、保険医療の範囲内での治療より多くを求める患者様を受け入れる場所がなく、医療難民のような現象も起こっています。

そのため、POSセラピストも病院や施設から離れ独立開業する方が増えてきました。

しかし現状ではその多くは整体という形態をとり、パッシブなハンドリングのみ提供する治療院となっています。これでは運動機能向上というリハビリの利点を十分発揮できません。

また、整体は合法ではありますが、ひとたび事故が起これば全責任を負うリスクの高い形態でもあります。

さらに、治療院が乱立するこの時代、街に10件以上のライバルがいるなかでの開業はいくら技術があっても経営が厳しくなります。従来整体では、売り上げを気にしながら集客に時間を取られ十分な施術ができないという現状です。

 

 

そこで姿勢発達研究会では『健康増進リハビリテーション』という厚生省と理学療法士教会が推奨している形での開業を推奨しています。

これはアクティブな運動を通じて健康を維持増進する、身体ケアの新しい形です。

 

これらを用いたセラピストの独立開業について、具体的な方法、実際のお客様への施術練習、HPなど集客の基礎についてのセミナーを開催します。

 

こちらも連続講座受講生は無料でご参加いただけます。

 

 

 

 

 

進化するリハビリ技法連続講座 全12か月 12回

2018年9月スタート

会場 〒160-0023東京都新宿区西新宿7-4-7 イマス浜田ビル 5階

詳しい場所はこちら

会場は新宿周辺で変更になる場合があります。

 

 

1か月 50000円(税別)

カードまたは銀行から自動引き落とし

5月末までお申込みで15000円(税別) 

連続講座は初開催のため、5月末までにお申し込みの方はモニターとして割引価格でのご提供となります。

 

お振込み後は返金できません。

もし途中退会された場合、次月以降の受講料はいただきません。

 

 

 

お申し込みはこちら

 

 

手続きできないなどありましたらお手数ですが

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からご連絡ください

 

 

 

 

 

肩関節の立体構造について 

今回は姿勢発達研究会の講座で使うテキストを一部公開します。

こちらのブログでもよく解説している、立体的な運動構造についてのおさらい部分です。

 

教科書などは紙の上での平面的な表現なので、ロボットのような運動を前提にしてしまっています。

ですが、実際の関節運動は立体的です。

3Dシュミレーションを用いて、骨の形状からどのような運動が可能なのかを逆算してみると、従来のROMやMMTとは全く違った発想で人体がデザインされているということが分かります。

この部分をしっかり理解してリハビリを行うと、より効果を上げることができます。

 

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講座ではこの3D運動の基本を踏まえ、どのようにハンドリングしていくのかを行っていきます。

 

講習会について詳しくはこちら

sinka-body.hatenablog.com

 

中枢疾患など、他の講習会の一覧はこちら

sinka-body.hatenablog.com

3回目開催します:中枢を理解するための『体感』ナイトセミナーin東京 

 

※5月25日に開催予定でしたが、最少開催人数に達しなかったため6月22日に延期となりました※

 

様々な病態を理解する必要があり、難解に思われがちな中枢系疾患を理解し治療につなげるための「思考のフレーム」を作るためのセミナーです。

 

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内容

座学 

脳のネットワーク再構築の理論と体験

中枢系疾患では何が起こっている?

中枢系の拘縮をどう考え治療するか

無理な力をかけず、自然に動きを促通するには

実技

日常で起こる中枢疾患様の麻痺を体験

アライメントを自分の身体で再現することで、なぜ麻痺が起こるかを理解

感覚低下と痙性の関係を体験し理解する
感覚入力による痙性アプローチ

実際の患者様に対する治療法の悩みなどを共有

 

中枢を理解するための『体感』ナイトセミナーin東京


日時 5月25日(金)17時~20時

6月22日(金)18時~21時
最小開催人数 3名

人数に達しない場合は開催しません。

参加費 3500円

井草地域区民センター 第1和室

西武新宿線井荻駅」(南口)から徒歩7分
http://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/katsudo/center/1006944.html

 

詳細はお申し込み後にご連絡いたします。

※※人数によって場所を変更する可能性があります。※※
前日にお送りする確認メールをご覧ください。

 

 

参加資格 PT・OT・ST 学生 看護師 医師 介護士 鍼灸師 按摩マッサージ師 指圧師 整体師 ボディワーカー そのほか医療従事者など

 

 

 

 

お申し込みはこちら

http://sinka-body.net/kousyuu.html

 

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 中枢系リハビリについての記事

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なぜ損傷部位が違っても似たような運動麻痺が起こるのか?

脳の障害部位は多種多様

中枢系の麻痺は脳がなんらかの原因で損傷してしまった場合に起こります。

脳の血管の分布などの関係で損傷しやすい部位とそうでない部位というのはありますが、基本的には脳のどの部位が損傷するかは分かりません。CTやMRI画像を見ても一つとして同じものがない、というくらいに脳疾患はバラエティに富んでいます。

 

では、そんな多種多様な脳疾患は多種多様な症状が出るのでしょうか?

 

 

 

脳科学の教科書で、大脳皮質は身体の部位と対応している、というペンフィールドホムンクルスの図を見たことがあると思います。

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この図のように脳と身体の部位が単純に一対一対応しているとすると、たとえば手の部分が損傷したら手が動かなくなり、足の部分が損傷したら足が動かなくなるというように単純な麻痺が起こりそうな気がします。

ですが「大脳皮質の手をつかさどる部分が損傷したから手が動きません、ですが手以外は問題なく動きます」という方はいません。もしそういう方がいるとしたらそれは中枢神経系の損傷ではなく末梢神経や筋などの損傷でしょう。

 

中枢系の運動障害は一定のパターンがある

運動障害に限って考えたとき、脳の損傷部位がどの場所であってもみなさんだいたい同じような運動麻痺が起こる傾向があります。

 

脳を損傷した方の多くはマンウェルニッケと呼ばれる肢位をとります。例外も多くありますが、私の個人的な体感としては6~7割くらいはマンウェルニッケかそれに近い肢位です。歩行や下肢に関しては上肢ほど単純ではありませんが、外転歩行やぶんまわしなどいくつかのパターンに大別することができます。

なぜ中枢運動障害は単純なパターンに集約するのかを考えると、中枢疾患に対するリハビリを考える基礎になります。

 

 日常で『疑似体験』している中枢麻痺

 中枢系麻痺の特徴として、手や肩が同時に動いてしまうという共同運動パターンがあります。

指だけを動かしたいのになぜか肘や肩まで動いてしまうというのは少し不思議な感じがしますが、実はこれは私たちが日常的に体感している反射の延長線上にあります。中枢麻痺は理解不能な症状ではなく、合理的な運動をするための一戦略と言うことができます。

中枢系の麻痺のリハビリテーションを考えるとき、私たちが日常的に『擬似体験』している中枢麻痺様の状態を自覚することがポイントです。

 

 

体感から考える中枢系リハビリセミナー

ナイトセミナー

sinka-body.hatenablog.com

一日セミナー

 

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進化から考えるリハビリ基礎セミナー

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開催決定!中枢を理解するための『体感』ナイトセミナーin東京 二回目

開催決定しました

様々な病態を理解する必要があり、難解に思われがちな中枢系疾患を理解し治療につなげるための「思考のフレーム」を作るためのセミナーです。

 

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内容

座学 

脳のネットワーク再構築の理論と体験

中枢系疾患では何が起こっている?

中枢系の拘縮をどう考え治療するか

無理な力をかけず、自然に動きを促通するには

実技

日常で起こる中枢疾患様の麻痺を体験

アライメントを自分の身体で再現することで、なぜ麻痺が起こるかを理解

感覚低下と痙性の関係を体験し理解する
感覚入力による痙性アプローチ

実際の患者様に対する治療法の悩みなどを共有

 

中枢を理解するための『体感』ナイトセミナーin東京


日時 4月27日(金)17時~20時
最小開催人数 3名

人数に達しない場合は開催しません。

開催決定しました。

参加費 3500円

井草地域区民センター 第1和室

西武新宿線井荻駅」(南口)から徒歩7分
http://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/katsudo/center/1006944.html

 

詳細はお申し込み後にご連絡いたします。

※※人数によって場所を変更する可能性があります。※※
前日にお送りする確認メールをご覧ください。

 

 

参加資格 PT・OT・ST 学生 看護師 医師 介護士 鍼灸師 按摩マッサージ師 指圧師 整体師 ボディワーカー そのほか医療従事者など

 

キャンセルポリシー・少人数制のため、お申し込み後のキャンセルは受け付けておりません。ご了承ください。

 

 

お申し込みはこちら

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 中枢系リハビリについての記事

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進化からリハビリを考える2:セキツイ動物としてのヒト運動戦略

以前の記事で、リハビリ医学では「病気をどう治すか」というボトムアップに注目するあまり「正しい運動パターンとは何か」というトップダウンの視点がまだ未発達ですが、生物学や物理学的に正しい運動パターンを把握しているかどうかは病気や疾患の個別対応や手技と同じくらい重要です。ということを書きました。

 

sinka-body.hatenablog.com

 

 そして、正しい運動パターンというのをきちんと定義するためには医学ではこれまで注目されてこなかった生物学や考古学といった視点から考える必要があるということで、前回の記事では原生生物が外骨格により移動能力を獲得するまでをおさらいしました。

 

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膝関節症や脳卒中など、リハビリテーション理学療法の手技についての内容のはずなのにゾウリムシやアノマロカリスのことしか書いていませんが、身体リハビリの根幹をなす重要な考え方です。

今回はセキツイ動物はどのような運動戦略をとったのかということを書きます。

進化の流れに沿ってお話するのであれば、脊索や筋節などセキツイの特殊性から話すべきなのですが、それだとイメージがつかないと思うのでセラピストにとって馴染み深い骨格筋の話からしていきます。 

 

 

外骨格を手に入れた昆虫は高い運動能力というメリットとひきかえに、怪我しやすい身体と短い寿命というデメリットを得ました。

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基本的に、寿命と移動能力は反比例の関係になります。

ですが生物は寿命と移動能力の両方を手に入れる方法を見つけました。それが内骨格とセキツイです。セキツイ動物であるヒトは100年近い寿命と、歩いて大陸を横断できるほどの移動能力を併せ持っています。

ヒトの特性は高い知能であると言われますが、生物全体を俯瞰したときヒトの特性は知能よりもまず長い寿命と高い移動能力であると言えます。

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いったいどのようにして寿命と移動能力を手に入れたのでしょうか。

各関節の靭帯や筋などの強度を上げ、簡単には壊れないようにしたのでしょうか?

炭素化合物の集合体である生物が扱える物質には限りがあります。昆虫よりは多少丈夫とはいえヒトの骨格や関節はチタンやプラチナほどの強度を持っているわけではありませんしネジ止めしてあるわけでもありません。

つまり、ヒトの関節も昆虫とだいたい同じくらい破損しやすいと言えます。

カニを食べるときをイメージしてみてください。外骨格生物であるカニは簡単に手足をもぐことができます。ですが例えばイヌやネコの手足をもごうと思ったら相当大変だと思います(やったことはないですが。)同じくらいの強度であるはずなのに、なぜない骨格生物の関節はこれほど丈夫なのでしょうか。

 

 内骨格生物は内骨格化、つまり、骨格系を内側にして周りを大きな筋で覆うという戦略によって、もろい関節を壊れないように使うことで丈夫さを手に入れました。

イメージとしてはこんな感じです。

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外骨格生物は外力を一点で受け止めるため、関節に強い力がかかり壊れやすくなります。内骨格生物では外力が発生すると多関節筋の張力により自然に外力が全身に分散されます。これは単なる張力による物理現象なので、中枢の姿勢制御などは無関係です。

予測的姿勢制御は中枢の問題と考えられていますが、中枢は一部の筋の張力をコントロールしているだけであると考えると難解に思える中枢疾患へのリハビリに一本筋が通った理解ができます。

 

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 関節運動も同様です。

外骨格生物では膝を曲げるときに膝だけが動きます。そのため膝に負荷がかかり壊れやすくなります。

内骨格生物では膝だけ、股関節だけ、といった単関節運動は存在しません。このことは従来の学校教育では全く教えないためまるで旧来ROMのように「膝関節屈曲」などの単関節運動が存在するような錯覚をしてしまいがちです。ですが運動学の教科書をよく読むと全く真逆のことが書いてあります。ROMを教えることにより単関節運動が起こっているという重大な誤解をしてしまうことはリハビリ教育カリキュラムの大きな過失だと私は考えています。

 

 

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話が逸れてしまいましたが、内骨格生物であるヒトは膝だけ曲がるという運動はありえません。必ず全身が共同して動きます。これは近年では予測的姿勢制御と呼ばれることも多いようです。たしかに中枢の関与もありますが、単純な張力による現象なので中枢とは無関係に発生します。

 

この、多関節筋の張力による物理的な運動連鎖こそが内骨格生物の特徴であり、ヒトはこの運動連鎖をコントロールする技術が高いため二足歩行や巧緻動作を行えるようになった、と考えるとヒトはどのように動くべきかが見えてきます。

 

生物40億年の歴史を駆け足で俯瞰するという遠大なテーマでしたが、ここをしっかり理解しておくとリハビリ手技に一本筋が通ります。

 

 

次回は具体的なヒトの運動様式について書きたいと思います。

 

 

 

 

 

進化からリハビリを考える1:セキツイ動物における生存戦略

リハビリテーション理学療法を考えるとき、普通であれば『医学』からスタートします。つまりヒトの病気や障害をどう治すか?というのが出発点です。これは現代医学が感染症対策から発生したことに由来しています。

コレラチフスなどの感染症であれば、病原菌を排除するのがゴールで、健康な状態、正しい状態とは病原菌がない状態、というとてもシンプルな考え方ができます。

 

ですが、リハビリの場面では「何が正しいのか?何が合理的なのか?」というのはいろいろな要素が絡んだ複雑な問題です。その方の特性や周りの人との関係などといった社会的な側面ももちろんですが、身体機能に限定して考えたときにも「正しい姿勢」「正しい立位」「正しい歩行」などは明確に定義されていません。

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リハビリテーションでは旧来の感染症モデルにおける『正しさ』から一歩進んだ『正しさ』『合理性』を考える必要があります。ゴールについてしっかり考えることがリハビリの結果を左右するということは前回の記事で書きました。 

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安全で合理的な運動の定義

リハビリにおける『安全で合理的な運動』とは?を考えるには、そもそもヒトは生物全体からみたときにどのような生きものなのか?について理解する必要があります。

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まずは地球上の生命の進化について、駆け足で復習です。

 

生物の進化から考えるリハビリテーション

原始生物の発生

現在では生物は海底で生まれたと考えられています。その時代に地球上に酸素は無く、生物は硫黄でエネルギーを作っていました。余談ですが去年は哺乳類の硫黄呼吸についての発見がされました。ロマンがありますね。

 地球上にほとんど酸素が存在しなかった約40億年前、原始的生物は硫黄呼吸していたと考えられている。今回の研究で、生物が酸素呼吸をするようになった後も、硫黄を利用してエネルギーを生み出し続けていることが裏付けられたという。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171108_13006.html

原始的な生物は自分から運動しません。ただ海水の中を浮いているだけの単細胞です。それが多細胞になり様々な進化を経て運動能力を獲得しました。

ですがそれは体の回りに生えた線毛を動かしたり、細胞質の粘性を変えるゾルゲル運動であったりと、あまり能率的な運動ではありませんでした。また余談ですが、線毛は気管などで、ゾルゲル運動は白血球や遊走細胞でヒトでも観察することができます。硫黄呼吸を40億年も使っていたりと、一度作ったシステムはとことん使い倒すのが地球生物の流儀です。

自分で動くことのできる生物はエサを探して移動することができる、捕食されそうになったら逃げることができるなど生きる上で有利です。生物は様々な方法で移動能力を獲得しようと模索しはじめました。

外骨格のイノベーション

 カンブリア紀の生物として有名なアノマロカリスは高い移動能力を持っていたため繁栄できたのではないかといわれています。

高い移動能力を求めた古代生物は外骨格というイノベーションを起こしました。クワガタやカブトムシのような堅い殻で覆われた生きものです。外骨格は身体の軽量化とすばやい運動を可能にしました。しかし壊れやすく寿命が短いこと、循環の関係で大きく成長できないという欠点があります。

 

怪我が多く寿命が短い昆虫

動かないことで繁栄したのが植物で、より早く、より機敏に動くことで多くのエサを獲得する、車でたとえるなら燃費は悪いが高性能なスポーツカーのような進化をしたのが昆虫といえます。

図にするとこのようなイメージ。

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移動しない植物は数百年と長い年月を生きることができます。

移動能力の高い昆虫はその分消耗が激しく、寿命は長くても数年です。また、クワガタやザリガニの手足がもげているのを見たことのある人もいると思います。昆虫の関節は脆いので外力で簡単に傷つきます。(その分再生能力も高いのですが。)

余談:網膜と寿命の関係

運動能力とは少し違いますが、昆虫の目についても同じような戦略で進化しています。多くの昆虫は人間にはみることのできない紫外線を見ることができます。紫外線は網膜を焼いてしまうため紫外線を見ることの出来る昆虫はいずれ失明します。ですが昆虫は失明する前に寿命がくるので不便を感じません。

人間の場合は80年近い期間、網膜を保護しなければいけないので、水晶体を作ってわざと紫外線をカットしています。

 

寿命と移動能力の相関関係を超える

原生生物→植物→昆虫 という流れの中ではまだ、寿命と移動能力のどちらかしか獲得できませんでした。寿命が長く移動能力も高い生物が現れるにはセキツイ動物の出現を待たなくてはなりません。

 

リハビリの話をしているはずなのに、なかなかヒトの話までたどり着けませんが(汗)次回はセキツイ動物の能力について書いていきます。

 

現在、我々が目にする生き物の大半はヒトです。ヒト以外ではペットの犬や猫、スーパーで売っている牛や豚、野生のカラスやスズメ、ヘビやトカゲなど、ほとんど全てセキツイ動物です。なのでセキツイ動物があたりまえのように感じてしまいますが、実はセキツイ動物は運動能力と寿命の長さに特化した生物です。

 

 

今回は生物の進化について、とくにリハビリに関係する運動機能のみをピックアップして駆け足で解説しています。かなりダイジェストにしているので不正確な部分もあります。

詳しくは講習会でしっかりお話する予定です。

 

進化とリハビリ第一弾

講習会についてはこちらからご覧下さい。

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 その他の講習会一覧

7月にCVAを感覚的に理解するボディワークセミナー開催します。

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